★★ | 公開開始と共に原作本を読み、それから劇場へ足を運びました。 先に見た友人に、「基礎知識を頭に入れてから行ったほうが理解が追いつく。本を私は読んでいってよかったよ。」と言われていたので。 ですが、直前の知識詰め込みはちょっとした仇になったかも。 画面で見ているのに、頭のほうが先に動いてしまうから、映像から受ける感動のようなものが薄かった。 でも、あれは何も知らずに見にいったらちんぷんかんぷんだったろう。もしくは、展開にゆとりがなくて追いつけなかった?! <本の感想はサイト内のこちら> 正直なところ、「本の中に書かれているものに忠実に作ったあまり云々かんぬん」と映画評論家の誰かはおっしゃっていたそうですが、ある意味そうだけれど、ある意味違う。 物語はほんの数日の間に起こった事件の中で決着がつくので、大した時間数ではないが、その中身が濃すぎるため、映画にできる2時間ちょっと程度では収まりきらない。 端折った部分に端折ってほしくないストーリーが入っていたり、端折ってほしい部分が組み込まれていたり、実際にはどこも端折らないで全部作ってほしいと思ったり、わがままですねぇ観客は。←私w まあ、見てよかったです。騒動になったことを如実に語るテロップをこの目で見れたのは良い経験でした♪ |
【ネタばれ注意】
原作に忠実に映画化するなら、前編と後編と分けるなりして、少なくともトータル4時間は必要だったのではないかしらと思う。
各人の頭の中での思い巡らしなど思考を映像の中で感じさせてもらう暇がなかったのはとても残念。
そこにこそ、The Da Vinci Codeの味(中身)が詰まっていただろうに。
はっきりいってジャン・レノが登場したのはもったいなかった。
あのファーシュ警部の役は別な(下手をすれば無名でこれから売り出すような)人に与えてよかったんじゃないか。
背景を知らないので偉そうなことはいえませんが、非常にもったいない使い方でした。
トム・ハンクスはまあよかったと思いますが、なんとなくヨーロッパ舞台のせいか、『ターミナル』の空気をどこかに残してしまっているような気もしないでもない。
大作は大作だと思うけれど、彼は最近本来掴むべきチャンスとちょっとすれ違っているような気もしたりして。
お話の最後、ソフィー(オドレィ・トトゥ:『アメリ』の主人公役で有名)が修道会の面々と対峙する場面。
私は、お兄さんにも生きていてほしかったなと思う。
原作の無謀さを判らないわけではないけれど、ジャック・ソニエールの妻たる祖母の思い出も語られていないし、映画では結局どの筋をどう展開することを採用したのかが不透明。
ぼやけてしまったような気がして残念です。
原作で不透明だったところ(ぼやかすべきところももちろんありますが)こそ、映画化で明らかにしてほしかったような余計な期待もいけなかったかな☆

